インジケーターを活用してFX相場における事実を把握。そこから相場の流れを解釈するまでが大切!

先日、勉強会メンバー限定でmilk先生から直接CS(ケーススタディ)をやっていただける機会がありました。
私は収録動画を拝見させていただいたのですが、非常に勉強になることが多く、そこから改めて重要性を感じた1つをご紹介させて頂きます。
目次
FX初心者はインジケーターを使ってチャート検証を終えている
一見、正しいように見えます。
しかし、これだけでは非常に危険な状態です。
下記の2つの相場を使ってご説明していきます。
両方とも上昇FR38.2まで戻して来た相場です。
FR38.2しか見ていない人は、両方とも「あ!FR38.2まで下げてきた☆彡買えるぞ☆彡」という感じに何も考えず買ってしまいます。
FR38.2があるので結果的に上げて勝てるかもしれませんが、これでは将来、止まらずに大きく下げていった際に大損して「なんだよ、FR38.2で止まらないじゃん」と手法のせいにする時がくると思います。
では、何がいけないのか考えていきます。
FXにおいてインジケーターは値動きの状況を判断する1つ「材料」に過ぎない
先ほどは、「FR38.2まで戻してきた」しか考えていませんでした。
つまり、1つの材料だけで全てを判断しているのです。
「どのように」戻してきたかという観点が抜けています。
「どのように」とは、
・時間はどのくらいかかっているか(チャートの横軸)。
・直線的か、波を形成しながらか(途中で買いが入ったりしているか)。
・安値(高値)を抜けているか。
・動いたpipsはどのくらいで全体と比較するとどうか。
などです。
インジケーターを活用して、数値までの値動きから動きの意味を正しく理解していきます。
先ほどの2つの相場であれば、買いやすいのは「①」であり「②」であればすぐに買うことを一旦やめることもありかもしれません。
「①」が買いやすい理由としては、
・FR38.2まで戻すのに時間がかかり下げの勢いがそこまで強くない。
・波打って(エリオット波動)下げており、売り勢が強いわけではなさそう。
とFR38.2に到達するまでに売りの勢いがそがれて買いが入りやすい環境が整ってきているためです。
正しいエントリーは、「インジケーター」+「値動きの意味」を総合的に判断して行う
勉強会内で「進研ゼミ」と呼ばれる、上位足でFR38.2等のインジケーターに達したら何も考えずにエントリーして勝てる相場があります。
しかし、本当に何も考えずにエントリーばかりしていると負けることがあります。
理由はもうわかると思いますが、そこまでに形作られた値動きによっては「進研ゼミ」と認定している相場とは異なるからです。
勉強会内で大きな利益を上げている方々は、「値動きの意味」を理解する粒度が変態的に細かく考えまくっています。
※結果的にとてもシンプルな考えになっています(笑)
更に目の前の欲や目の前の値動きに心惑わされることなく、淡々と相場を観察しています。
初心者あるあるだと思いますが、日曜の夜には「明日からは正しく相場を見るぞ」と決意してもいざ相場が動き出すと「勝ちたい」が頭一杯になっていきます。
そして、インジケーターだけを見たエントリーや値動きの意味も自分の都合が良いように考えてしまったりします。
ここに関しては、量をこなし叩き込んでいくしかないと思います。
私もまだまだ甘くなる時が多々あるので精進していきます。