FX エリオット3波の起点をとらえるためのエントリータイミングを考える

FXトレードで一番伸びる波はエリオット波動の第3波です。
この3波の起点(根っこ)でエントリーする技術、いわゆる押し目買い・戻り売りは、FXにおける最も基本的かつ最強の手法だと考えます。
ほかで余計なことさえしなければ、これだけで十分なpipsを稼げるはずです。
FXで3波を上手くとらえるにはどうすればいいか。
今回は2波の値動きに着目して3波のエントリータイミングを考えます。
目次
2波の中で、5つの波をカウントしてエントリータイミングを測る
0は前回安値付近です。
そこから上昇1波が発生し、2波をつけて3波が発生した局面です。
いい感じで波ができています。下位足の状況を見てみます。
大きい赤枠が上昇2波ですが、その中でさらにエリオット「的」な下降波が5つ出来ています。
小さな赤枠の5波目にもさらに小さな下降波が出来ています。5分足を見ます。
小さな赤枠内の状況です。
5分足だけ見ても、5つの波を作りながらきれいな下降トレンドができています。
1時間足レベルの下降5波が終了。
5分足レベルの下降5波も終了。
おまけで最後の小さな下降5波も終了。
ここから4時間足レベルの上昇3波が発生します。
もう買うしかないエントリータイミングです。
しかし、ここまで教科書的なパターンはそうそう見られるものではありません。
2波の値動きにもいろいろなパターンがある
直近のFX相場で2波的な動きがコンパクトにまとまっていたので、15分足で見てみます。
1つ目の例です。
上昇から下降に転じた局面です。
3つの戻しが発生していますが、波の形状がどれも違います。
1つ目は上昇からの転換部分
2つ目は教科書的な戻り売り
3つ目はFE161.8到達でも上がらず下げた場面です。
売りのエントリータイミングを測りやすいのは2つ目で、ほかは難易度が高めです。
その後上昇に転じた局面です。
5つの押し目買いポイントがありましたが、戻しの状況がやはり全て違います。
しかしエリオット的にみると、どれも上昇の前に波を5つ作っています。
もちろん「波が5つできたから買いでーす」だけではエントリー根拠としては弱いです。
しかしエントリータイミングを測るには、「チャートのより右側でエントリーする」ためにも、5つの波の形状をよく見ることは有効だと考えます。
1波のFRや2波起点からのFEも使ってエントリータイミングを測る
以前の画像に、いい例がありました。
上昇後に深く戻しました。
しかし下降5波終了、FE161.8とトレンドライン到達、1hFR38.2付近でから反転上昇しています。
とてもいいエントリータイミングで買うことができました。
3の時点で買っても良かったのですが、ここから「4→5と下げる」か、「1→2で上げ」たら買おうとエントリータイミングを測りました。
エントリータイミングの測り方で注意すべき点
「転換部分」で同じことをやると失敗する
上昇から下降に転ずる局面で押し目買いすると、当然負けます。
自分の特技です(泣)
環境認識と値動きから売りと判断できるなら、この局面では上昇の波を数えてエントリータイミングを測れそうです(ただし現在も研究中)
転換部分ではエリオット的に波を数えるのは今のところ難しいです。
それよりも、「上に行けない&下に行きそう」な値動きに集中した方が良さそうです。
「波のサイズ」と「時間の経過」を見誤ると失敗する
これもよくやるFXの失敗パターンです。
「いい形で5つ下げてきたので押し目買い~」
でもそこはまだ途中だった、というやつです。
そこから下腹部キュンキュンタイムを味わうだけでなく、利益も少なくなるのでろくな事がありません。
もちろん上の例でバイーンと上昇することもありますが、通常は波のサイズに比した時間の経過が必要です。
いろいろ書きましたが、先の見えないチャートで良いエントリータイミングを測るのは簡単ではありません。
しかし自分も以前はさっぱりだったエントリータイミングが少しずつつかめてきたので、多少は経験が蓄積されてきたのかなと感じます。
今後もさらに経験を積んでFXの技能を向上させ、もっと確実に勝てるようになりたいです。
おわり