FXのエリオット波動が効かないと思った時に大切な「大前提」とは?

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前回エリオット波動を使った再現性の高いケースを紹介しました。今回はその逆、エリオット波動が効かない!?と思わず頭を悩まされるケースです。

実際のトレードと似たようなケースを紹介します。

エリオット波動を使い始めたけど、使えたり使えなかったり良くわからないという方に、実際にそういう局面に陥ったとき、何を考えたらよいかのアイデアとして参考になれば幸いです。

エリオット波動が効かなかった実際のトレード

こちらは11/21のトレードです。4時間足では高値上限に到達後、反転している場面でした。

左側が1時間足、右側が5分足です。

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まず1時間足なんですが、4時間足での高値圏から下降している場面です。

現在は下降の4波目から5波目を作っているように見えます。

5分足を見てみると、上昇のエリオット5波が完了して、下降のエリオットが始まっているように見えます。3波目っぽいです。

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シナリオは、このように立てていました。

5分足は既に下降の3波目っぽいものが始まっていたので、4波目上昇後の5波目の下落を狙っていこうと考えました。

相場ですが、その後どうなったかと言うと。。。

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エリオット波動がシナリオ通りに効いていない!

5分足を見ると、4波がものすごく上昇しています。1時間足をみると、まるで5波目が小さく終わってしまっているように見えます。

うーん、これは一体どういうことなんでしょうか?シナリオ通りに動かないのでPCを閉じてしまうのも一つです。

しかし、今回はもう一歩シナリオを見直せないか見ていきます。

仮説)4波はもみやすい&短期上昇エリオットの可能性

エリオット波動は2,4波はもみやすいという性質があります。そのことから、まだ1時間足の4波は終わっていないのではと考えてみます。

その場合上昇するのであればどこだろう?と考えてみると、こういうシナリオがたてられます。

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もし、今回の下降4波の中で、1時間足が小さな上昇エリオットを作っているとすれば、この上昇は3波目を作っている可能性があります。

その場合はFR61.8ぐらいまで戻しそうな気がしますね。

1波の安値を抜けてしまいますが、いつも理想的な形を取るわけではありません。

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シナリオを立て直してみました。

最大FR61.8付近(下落の起点付近)まで上昇後、抜けない形を作ってから、下降の5波目を作る可能性です。

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結果はこの様になりました。

私は下がらないことを確認して赤線で入りましたが、矢印の位置で入った方もいらっしゃいました。

補足

FX勉強会の座談会でこの場面の話で盛り上がりました。

5分足の直近高値を抜けてからの方が確実ではないかというアドバイスを先輩からいただきました。確かにそちらのほうが確実と言えそうです。

もう一つはレンジ内ではエリオット波動が効きにくいというお話もありました。(実際、1時間足の5波目の所在は人によって見解が分かれた。)こちらは私は自分で検証していないので、今後行ってみたいと思います。

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最終的には相場はこうなりました。

不格好ですが、エリオット(っぽい)形はやはり作っていきました。

考察してみましたが、やはりもみ合い時期は、素直に動いてくれず難しいです。

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エリオット波動には大前提がある!

上記のトレードを見るに最終的にエリオットは不格好ながらもその形を作っていきました。しかし、やはり思ったように効かないことがあるのも事実です。

なので、大前提は頭の中に入れておく必要があります。

大前提1:エリオット波動はポンコツなときがある

先生のブログにもありますが、相場は全てエリオット波動で説明できるわけではありません。

使えない局面では全く使えないし、必ず1波の安値(高値)付近で反転するわけではありません。

www.youtube.com

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大前提2:エリオット波動は2波と4波はもみやすい

特性として2波と4波は揉みやすいです。なので、先程のトレードのようにすんなり2波や4波が終わらないことはよくあります。

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我々トレーダーは、エリオット波動は使えるときは活用して、あれっ?となったときは、別のツールや値動きなどからシナリオを立て直していく必要がありますね。

エリオット波動が効かない似たような事例

エリオット波動が期待通りに効いていない事例をもう一つ紹介します。

エリオットが効かないのであれば、他のツールや値動き、または見送る等、別の手段でシナリオを立て直す必要があります。

4波目が期待以上に潜ってしまったケース

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2019.10.10 左側が1時間足、右側が5分足です。

4時間は上昇から戻しており、このあたりで押し目から買っていきたい場面です。

1時間足は3波目から4波目を作っています。

理想は1波の高値で止まってくれると、5波目(3波目の高値付近が目標)が狙いやすいですね。

5分足の理想の形は、時間をかけて戻しの弱い下降エリオット5波を作ってから、やはり下がらない形を作ってから上昇する流れです。

しかし、5分足で相場を見ていくと5波目っぽいものができてから大きく下落しています。

この長いもみ合い自体が4波目にも見えたりしますね。(ということは下がった方が5波目?)

下落も強くシナリオが崩れたのかな?と思いきや、FE161.8付近から全戻し&下落の起点超えと強い上昇が発生しました。

ここで考えられるのは、1時間足での4波が予定より下で終わって、5波目が始まったということ(もしくは終わってしまった?)、この強い上昇が下がらないなら、5波が継続する可能性があるということです。

結果はどうだったかというと、戻しが小さく下がることなく5波を継続するような価値で上昇していきました。

エントリーは、5分足の急騰後に下がらないことを確認してからラインを引いて右の方から入れそうです。