長い事FXを行っていると「ここでエントリーしておけばよかった」という良いエントリーポイントを見過ごす事なんて1回や2回だけではないですよね。
例えばこのチャートみたいに矢印の伸びていくところでエントリーして直近高値付近まで持って利確して、そしたら約90pipsは取れていた、、、でも見過ごした。
なんてことはしょっちゅうあるわけです。
その悔しさをバネにその後どのようにシナリオを立てていきますか?「直近高値まで上昇して来たのだから少しはここから下がって行くだろう、買いでエントリー出来なかったからここで売りでエントリーしよう。」このシナリオは確かに上位足で環境認識をちゃんと行ったうえで考えたことならいいのですがただ何となく買いのエントリーチャンスを逃してしまったから、ではまずいわけです。
勢いのある上昇が発生したということを確認できたわけですからその背景(上位足の環境認識)を読み取りチャート分析を緻密にコツコツと行うことがFXで勝つために大事なことです。
ではこの勢いのある上昇の後どのようにシナリオを立てていけばいいのでしょうか?
この相場は先月4月2日のポンド円になります。
FXでのチャートの見方をレクチャー
まずは4hチャートから見ていきましょう。
まず目に付くのが大きな下降ですね。
そして戻してきている、ということはどこか売りでエントリーできるポイントを探せばいいのでは?と考えてしまいそうですが直前の戻し(上昇)の勢いが強いです。
下降FR(フィボナッチリトレース)38.2%を上抜けてきています。
この勢いを見て売りをするのは怖いですね。
売るのは怖い、戻し(上昇)の勢いが強い、ならば買いでエントリーできないか考えてみましょう。
1hチャートを見ると上昇トレンドで戻して来たところでの買いが出来そうですね。
淡々と行うというFXに向いている性格
先ほどの1hチャートではどこまで戻して来たところが一番良いエントリーポイントなのでしょう?ここでもFRを使います。
38.2%まで戻して来たところですよね。
38.2%まで下げてきたところで買うのが安心できるのですがどこから再上昇していくかは100%の確率でわかるモノではありません。
ここから急上昇していくこともありえるわけです。
その後の値動きを5mチャートで見るとここから38.2%まで下げていく力よりも上に行く力の方が強いことがわかります。
冒頭での5mチャートですが1hFR38.2%まで下がって行くのではないか?という勢いのある下降が発生しましたがその下げ分を帳消しにする上昇が発生しました。
「まだFR38.2までは下げないよ」という値動きです。
この動きを見たら後は戻しを待って上に行くところを買えばいいわけです。
ここでの売りエントリーなナシですね。
こういったことを淡々と考えていくのがFXで勝つには重要です。
波を作り戻してきてFR38.2%から上に行くところで買いです。