利益は多く取れれば取れるほど嬉しいですよね。
しかし、無情にもたくさん取ってやろうとするといつもなら利確しているちょっと過ぎたところで戻してきて結局建値。
手堅く利確するとその後ぐいぐい値が伸びていったりします。
神様は自分の考えを見ているのかと思いたくなります(笑)
先生は、利確はどうでもよくエントリーポイントが全てとよく仰っております。
今回は、そんな利確について考えていきたいと思います。
前提、20pips~30pipsの利確は最低限取得可能な相場で戦う
勉強会にいるメンバーの方々にとっては当たり前の考え方ですが、20pips以内の利確を目的にトレードを行うのは「学習段階」のトレーダーにとっては厳禁です。
理由は、20pips以上は取れる相場(相場の流れに沿った)でしっかりエントリー出来る力を身に着けることが一番に重要だからです。
ゴミ拾いをしていても相場で戦い抜く力はつきません。
所謂、「エントリーポイント」を正しく理解していく力です。
20pips未満しか取れないような相場ということは、スキャルピングを主としている方は別ですが、デイトレードを主としている私たちにとっては正しいエントリーポイントではないということです。
利確の根拠にはフィボナッチや前回高値・安値を参考にする
最初のころは何も考えずに20pipsでも良いと思います。
それよりもエントリーポイントを考えることに時間を割くほうが大切です。
もし利確の根拠を学習していくのであれば「フィボナッチエクスパンション」「フィボナッチリトレースメント」の数値付近を目安にするのが良いです。
理由としては、値動きが一旦止る可能性が高い場所だからです。
先週の相場ですとこんな使い方が出来ます。
■4h、1h
4hでは、下降の戻しとして200MA付近まで上げてきています。
1hでは、安値から戻しがほとんどなく上昇しておりますがFE261.8付近と安易に買うのは危険な位置まで上昇しています。
全体的には買いの方が優勢ですが、上げ止るようなら少し売れそうな相場でもあります。
■5m
高値圏では売ることはもちろんできませんが、少し上昇しましたが高値を更新できず安値を更新する下降で上昇を全否定してきました。
その後の戻しも高値を下回り下げていくような形になり売ることが出来ます。
ここでは、上昇相場の中での逆張りになるので20pips程度で手堅くでも良いと思いますが、FE161.8付近まで狙うことも可能です。
また、上記の相場では活用は難しいですが、前回下降した(上昇した)付近は再度同じ動きをしやすい傾向があるのでその付近で利確をすることも有効です。
見方を変えると、利確の根拠となる付近の近くでエントリーしてしまうと痛い目を見ることがあります。
「ここらへんは利確をする人たちが重要視するところだからエントリーは様子を見よう」と考えることができます。
利益はたくさん取ろうと思って取るものではない
先生が最近よく仰っていることですが、どんな相場でも50pips、100pipsとたくさん取れるわけではなく、また100pips以上取れても正しいとは限らないということです。
学習段階であれば、まずは最低20pips以上取れる正しいエントリーポイントを探すことに全集中する。
その結果、とても良いポイントで戻しがほとんどなく勢いよく相場が伸びていった際はご褒美として感謝して頂く。
何度も戻しがあって利益がかなり減ってしまうような動きを繰返しながら待つのは費用対効果が悪く、精神的にも良くないと思います。
それであればフィボナッチや前回高値・安値のような目印となるところ付近で短時間で確実に利益を取っていくほうが効率よく終えられます。
心配しながら何度もチャートを見て時間を割いているようなら、サクッと利確をして勉強する時間にあてたほうが有意義な時間になりますよね。
私もここはさすがにもう少し利益を狙ってもよいようなところで20pips程度しかとれないことがあるので精進していきます。