今週の相場で個人的に少し相場の見方が成長できたかな?というシーンがありました。
それは下記の相場です。
昔の私であれば上昇相場だし、1h足でトレンドラインは引けて、5mでよい感じに戻してきて安値切り上げで下げ止まっているので買えそうだと思い買って、負けていたと思います。
そんな私が、ストーリーを頭の中で勝手に思い描き物語風に考えるようになったことで視野が狭くならず目の前の動き、パターンだけに惑わされにくくなった事例をご紹介できればと思います。
今回は、ローソク足の集合体が成すチャートの意味を考えやすくするための一例だと思って見てください。
私は、知った際にとてもしっくり来たのでご紹介します。
FX相場では、チャートの動きの背景を知ることがとても大切(値動きの意味)
以前の私は、どうしてもインジケーターや5mのちょっとした大きな動き、目の前で起きた事象をただ把握しているだけでした。
そこから過去にこんなパターンもあったからエントリー出来そうという感じでした。
「なぜその動きが起きているのか」という事象の背景を考えるということをしていませんでした。
例えば、上昇して前回高値から下げている時に、
「前回高値付近まで上昇して戻してきたな…高値付近だけど上昇の勢いまだあるし下げ止まったら買えるかな」
という感じで考えている感じでした。
一見そこまで悪くないような感じがします。
しかし、この考え方だけだとこの後紹介する相場でやらかします。
なぜ高値付近で上げ止ったのか、どのような止まり方をしたのかなど動きの背景を考えないと本当の意味で値動きの意味が理解できずに負けてしまいます。
実際の相場を事例にチャートにストーリーを加えて負けない視点を習得
下記で先週の12月2日(水)の実際の相場をもとに自分が考えていたストーリーをご説明していきます。
4h
・安値を切り上げて上昇。直近高値も実体ベースで上抜け。まだ売り勢よりも買い勢の方が強そう。
・しかし、上ヒゲがすごい気になる下げが。簡単には上には行かせないような売り勢が出てきたか。3度目の正直で上げ止ったと思い売りを狙ってくる可能性もある。
・過去も何度か止められているし、意識される高値かもしれない。
1h
・下降が起きる前は強い上昇で上げており基本買い勢が優勢。
・そこから浅い戻しで上昇してきたのでまだまだ上昇が強いかなと思った矢先、上昇が押し戻され一転陰線に。
→上昇の戻しからの更なる上昇が否定された。
・1hレベルでも、そろそろ「お売り得」と考える人たちが増えてきたか。
・ここからの下降は、「上昇の戻し」というより「下降の始まり」という意味合いの方が強そう。。。
・しかし、上昇トレンドラインが地味に効いているので一定数まだ買い目線の人もいるか。
・今の自分的には、買いも売りも怖いので様子を見よう。心の中では下げるんじゃないかなと想定。
5m
・5mレベルだと強めの下降。
・前回上昇の先から下げ止まった安値も下抜けており売り勢が強いか。
・1hのトレンドライン付近で下げ止まって頑張っているが、高値付近まで上げられない。売りの勢いに押されている感じ。
・エリオット的にも上げているが、上昇に対して下降の方が強い感じ。
・上記から恐らく垂れて下げていきそうと想定。
・しかし、個人的には売ると判断するには自信がなく様子見。
いかがでしたでしょうか。
今回の相場は売ることが正しい場面です。
売れる!と自信をもって判断できなかった私もまだまだです。
見方が間違っていたり甘いこともありますが、ブツブツ言葉に出しながら見ていると狭い動きだけではなく、一連の流れを意識して相場を見ることが出来るようになると思います。
先生が常に仰っている値動きの意味を理解するを深いレベルで理解出来るように頑張っていきましょう!