「コツコツFXの勉強してるのに安定して勝てない。。。もしや才能がないのか?」
FXで勝てないことが続くとマイナス思考に陥りがちです。
勝つためには学習を継続するしかない、しかし勝てない状態で漫然と勉強するのはつらいですよね?
私の所属しているFX勉強会にはCS(ケーススタディ)という勉強方法があります。
勝てる手法を自分に刷り込ませるのに効果的なトレーニング方法であり、常勝FXトレーダーは何度もCSをしていることがほとんどです。
しかし私はFXを始めたばかりのころ「量をこなしているが成長が感じられない」「自分のCSが正しい内容なのかわからない。」と感じ、FX学習のモチベーションが上がらない時期がありました。
今回はCSのやり方や個別相場での解説ではなく、自身が思うCSへの取り組み姿勢についてお話いたします。
FXのケーススタディには学習のフェーズがある
スポーツと同様FXも基礎を固めてから応用にうつる必要がある為、いきなり勝ちトレーダーと同じようなCSをすることは不可能です。
現在の自分の理解度に合わせてCSのレベルを上げていけば良いと思います。以下はあくまで私見ですが目安のフェーズ別CS勉強法を記載いたします。
フェーズ1:FXの基礎知識の学習
基礎中の基礎であるインジケーターの使用法を学びましょう。今後CSの量をこなすうえで「フィボナッチリトレースメントはどうやって引くんだっけ?」では困るので基本動作を無意識にできるようにしましょう。
具体的には過去の先生のブログやyoutube動画を見て、自分でも手を動かしてみると良いと思います。
対象期間は直近数カ月くらいで十分です。
重要なのは必ず自分で手を動かすことと、あまり時間をかけないことです。
なぜなら「わかると出来る」は違うからです。又、フェーズ1はInput 100%ですので頭を使ってうんうん悩むところではありません、駆け足で終わらせましょう。
フェーズ2:FX学習量を増やす
フェーズ1で身に着けた基本動作をもとに様々な相場で使えるようにするフェーズです。
インジケーターの数字はあくまで補助であり本当に身につけなければいけないのは値動きの意味をもとに仮説を立ててパターンマッチングする能力ですが、一足飛びにはたどり着けません。
先ずは様々な相場でリトレースメントやエクスパンション等を使って「ここならこういうロジックで入れそうだ!」という訓練を繰り返してください。
数をこなすことによって実際のトレードでも簡単な相場であれば勝てるようになってきます。
過去数年分を何周もして作業化していると感じたら次のフェーズに移る必要があります。
継続することは大切なのですが脳に負荷がかからないことを続けても成長出来ません。
フェーズ3:値動きの意味を考えながら深く学習する
CSは数をこなすことは当然重要ですが、インジケーター使用法を習得しただけで勝てるほどFXは甘くありません。
値動きの意味を考えることが重要であり、値動きを考えたCSをすることが大切です。
例えば「何度も下降しようとしているが長いヒゲをつけて下降が止められている。下げの壁が堅いのかな?」とか「手前では勢いよく下降したので戻し売りを狙いたいが、戻しの勢いも強い。もしかしてV字で戻してしまい売りの可能性が否定されたのか?」等、特に上位足のロウソク足、値動きから相場がどのようなメッセージを伝えようとするのか考えることが出来ると思います。
初めは1問に40~50分くらいかかってしまっても良いと思います。
相場は難しく考えるものではなくシンプルに考えるべきですが、最初から上手く出来る訳がありません。
初めは「ああでもない、こうでもない」と値動きの意味を考えて悩み、慣れてきたらどんどんシンプルになっていくのだと思います。
脳に負荷がかかるので途中「しゃらくせぇ!」となりがちですが、一番一皮むけるフェーズだと思うので頑張りましょう。
このフェーズの学習が進むと実際の相場での勝率も向上し、エントリー出来るポイントも増えるので成長を実感出来てFXが楽しくなってくると思います。
フェーズ4:自分の苦手相場を繰り返し学習する
実際の相場で絶好のエントリーポイントなのにエントリー出来なかったポイントや同じミスを繰り返す相場を把握できてくると思います。
本フェーズは負ける言い訳をなくすフェーズですので、過去チャートで似た相場を探して何度も練習しましょう。
私が気を付けているのは苦手相場だけ取り組むのは避けるという点です。テンション下がるので(笑)
時々得意な相場のCSをすることでゲス顔で喜びながら自分を鼓舞して、苦手相場をつぶすという学習を継続するための工夫も必要です。
CSだけじゃダメ。リアルチャートトレードも平行して学習しよう!
私が所属するFX勉強会で先生も仰られていますが、最初はCSだけ取り組んで、後からリアルチャートでトレードするというのはおすすめしません。
なぜならば過去チャートを全く同じ相場というのはそうそう現れず、過去チャートを完璧に覚えたとしても勝てるようにならないからです。
例えば学生時代に「定期試験は点数とれるのに、模擬試験ではさっぱりだ」という経験ってないですか?
この問題の原因は過去の問題を丸暗記しているだけで、解くための考え方を理解していないからだと思います。
FXも同じではないでしょうか?
過去相場での勝ち方を覚えることは大切ですが、一番重要なのは「どのように考えてエントリーできると判断したか?」という思考のプロセスを学ぶことです。
時々刻々と変化する実際の相場においてシナリオを立ててトレードすることで、CSで得た思考をアウトプットする練習になります。
日々FX学習に取り組む中で自分は正しい方向に向かっているのか?と悩むことはあるかもしれません。
学習を継続している時点で勝ち組ですが、ちょっとした学習の工夫でFXが面白いと感じて積極的に学習できるようになったら最高ですよね?
すぐに効果が表れなくても努力を継続していると時間差で効果が表れて勝てる日がきます。
明るく、厳しく、継続的にFXの学習していきましょう!